本日の1曲: 「バラとワイン」 Red Warriors [音楽]
下のフレーズが突然思い起こされたので、改めて聴いてみた。
Red'sの20年以上前の曲だけど、とってもチープで、切なくて、愛が溢れていて。
せめてバラの香りと ワインをグラスに注いで
とびきり素敵に Oh, Happiness
キングサイズのベッドで 月夜にウインクしながら
I love you so, I love you so...
本日の1枚: あらためまして、はじめまして、ミドリです。/ ミドリ [音楽]
何か、久々にナゴム臭のする (異論はありましょうが...) バンドに巡り会えたので、嬉しいです。まあ諸兄はご存知なんでしょうけれど、セーラー服+センスの塊、爆音ギターの後藤まりこ嬢を中心とし、ピアノ・ウッドベース・ドラムの4人組ですね。まぁ、きっと、フツーにカテゴライズすればPUNKと云わざるを得まい。という感じ。ナゴム系、ピアノ、ギター歪み系とくれば、あの人たちを思い浮かべるのですけれど、ちと違う。Vo.の交替が効かない感じは同じだけれども。
完全に主観ですけれど、歌詞が昔の中島みゆきを想わせたりするのもいいし(そういえば彼女は「はじめまして」というアルバムも出しましたが、私が云っているのはこの頃 のうわ、これは引くわ、くらいの思い入れ系の歌詞の話ですけれど)、やっぱり後藤嬢という素材をちゃんとよく活かせるな、周りのオトナは。すごいなと。でも、周りのオトナの目指すところがこの路線であれば、も少しバックがウマいとなぁ、と思ったり、メジャーレーベルなのにこの音とこのバランスのミックスはもったいないなぁ、と思ったりはするのですけれど、聴いていて爽快感。
やっぱり、これが好きなヒトは「ですとろぉぉぉい」と叫びたくなる病気を皆抱えることになると思われるのですが、この曲はちゃんと唄える部分が少ないかも知れません。「ちはるの恋」はとってもよい曲だと思います。少し初期ふかわりょうを思い出させますが。是非。
本日の1曲: My Pal Foot Foot/ The Shaggs [音楽]
1969年、彼女たちのおとーさんが、彼のおかーさんの3つの予言の2つまでが的中、3つ目の、あなたの子供はバンドを組み、有名になる、という予言を叶えるべく、彼女達に楽器を買い与え、練習もそこそこに、1日で1stアルバム"Philosophy of the World"をレコーディングさせた、という、もうホントにうそみたいな話なのですけれど。
聴いていると、こう、何というか、堕ちる、というか、墜ちる、または落ちる、乃至、不安定になるぅ、ていう感じ。
1. Revolution 9/ The Beatles
2. Molly's Lips/ The Vaselines
3. 2人と5人/ 空手バカボン
4. ゆきこさん/ ミドリ
くらいのリストの中にあって然るべしなのですけれど、変拍子で、とか、コードにこの音を入れてみた、とかじゃなくって、しかも欲望の趣くままに掻き毟らないで、自分たちの間合いで、自分たちが心地いいモノをやっててこれだけ気持ち悪いものが録れるくらい下手、ということですね。このタイミングを逃さずレコーディングさせたおとーさん、GJです。一応、バンド自体父親が結構無理矢理にやらせていたものらしく、75年に父親が亡くなると同時に解散、だそう。残したレコーディングアルバムはこの"Philosophy of the World"のみ。80年代、振り返られて再認識され、今に至り、お祖母さんの予言、大的中、というか、しっかり成就、というか。
若者よ、かの大変態、Frank Zappaがこよなく愛し、これまた変態Kurt Cobainが選ぶアルバムTop50、堂々第5位のこのバンド、心して聴いてみよ。 私はCDをオーダーしたことを告白しよう。一般の人には絶対にお奨めできないけれど。
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Toshiba EMI
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
- アーティスト: 空手バカボン,空手バカボン,おおつきもよこ,おーつきモヨ子,ケラ,北山修,モヨ子,大槻KENZI,仲丸栄子,前島明博
- 出版社/メーカー: ナゴムレコード
- 発売日: 2005/08/24
- メディア: CD
本日のオサーンHM3部作(3): Death Magnetic/ Metallica [音楽]
誰が何と云っても、どうしたって、前作、"St. Anger"の流れ、ということなのですが、荒い、というか、プロダクションに敢えて時間をかけてない感を醸しつつ、湿った曲をやろうとするが故に、ものすごい違和感。Rick Rubinのプロデュースであることが、申し訳ないですけれども、このバンドとのカップリングでは仇になっているのでは...ということです。
オーバーダヴをあんまりしてないナマな感じなのですが、ギターの手グセやどっかで聴いた鼻歌的なヴォーカルが今回は結構目立つこともあって、ずっとjamってるHM、って感じ。えーと、SlayerやRHCPのように、元々ウマいバンドではないので、更には今回は演奏のアラが味になる曲が少な目ではあるので、ただ、下手糞な感じ。とっても様式美とは対極を成す感じ。前作からのノリのいいオッサン達が"...And Justice for All" やBlack Album の頃の曲をリフと構成だけ決めて一発で録ってる感じ。
このバンドはもっとアメリカンなノリで進んで行くものと思っていたので、曲としては昔への揺り戻し感もあって良いのですけれど、作品としてはちょっと緩いなぁ、これは。1曲目の"That Was Just Your Life"がもう、本当にそんな感じ。構成、プロダクションがかっちりすれば、"Enter Sandman"みたいに「おぉ、やられた...。」と云えたかも。あと、ラスト曲はMetallicaの何枚目の何曲目みたいだから止めようよ、と他のバンドだったら云うんだろうな、きっと。非常に面白い曲なのですが。
変なコピーバンドみたい、という意見も非常に解るのです。しかしながら、今回の流れは基本的に悪い流れではないので、Rick君とちゃんと別れた上で、若さが衰えた分も含めてちゃんと次回はお化粧をして下さい、ということで、「次回、乞うご期待」、ということにしておけば丸く収まるかもしれない。
本日のオサーンHM3部作(2): Black Ice/ AC/DC [音楽]
ま、Bon Scottのときと比べると良くないのですけれど、Brian Johnson時代初期においても、"Flick of the Switch"まで見られた、意味なく噛みつかれそうな野犬的なアブなさ、というのが彼らの見た目でなく、音楽面での好きな要素だったのですが、"Fly on the Wall"位からは可愛いオジサンキャラを敢えて前面に出してきている感があるのですが。
本作も、安心して聴いていられて、とても良いのですけれど、なぜここまで変わったのか、というのを振り返ると、答えはBrian Johnsonの声、と云う結論しかなくなってしまって辛くなるんですけど。現代のスタジオ技術を以てしても、ここまで解る位に声の圧力が抜けてしまうと、Angus Youngの低音弦単音を交えたリフや繋ぎのフレーズとはマッチしなくなってしまうんではないかな、と。で、出した答えが現在のフォーマット、と勝手に思ってるわけなのです。Angusも同じく齢を取ったのかも知れませんが、ギターの音自体は相変わらず凄いのであんまりそれはどうなんだろう。
前のアルバム位の時代に、米国のコメディ番組、"Saturday Night Live"で何曲か演ったのを偶々観たとき、悲しくなる位の声量に大ショックを受けたのを未だ引き摺っているのかも知れません。Brianは大好きなVo.なので、もう1回のループが始まってからは、あんまりそういうことを考えず、凄くいいアルバムだし、ニコニコ聴きたい、と思いました。
本日のオサーンHM3部作(1): Chinese Democracy/ Guns N' Roses [音楽]
GN'Rのメジャーデビューは1987年。メジャーデビューのLP、"Appetite for Destruction"は当時、狂喜乱舞して聴いていまして、そのおもひでと、何だか「暴力的表現」とかで発禁になったジャケットが故に、LPをまだ持っているのですが、結構前に同ジャケのCDが出ていて、少しがっかりした覚えがあったりします。おー、デビュー時点からのメンバーはAxl Roseだけかぁ。Slashや、何だかよく分からないジャイアントロボのテーマでお馴染みBucketheadもいなくなったのかぁ。
オリジナルアルバムは1991年の2枚組、というか、2CD同時発売、というファンには優しくない売り方だった Use Your Illusion I , II まで遡るのかぁ。凄いな。一応、その間のカヴァーアルバムを含め、全アルバム聴いていることは聴いていることになるけれども、やっぱりここまで時間が経つと、バンドの成長とか、軌跡、とかは全く無くて、今、聴いてどうか、という話になるんだと思ったりするけれども、なんだか、今、聴き終わった時点で、結構感想を云いづらい、というのが解っていただけるでしょうか。
表題曲"Chinese Democracy"は、アルバム1曲目としては、「うはー、やたー!!」て感じですけれど、やっぱりギターの音が変にイマ風で、オサーンバンドなのに、そんなに頑張らなくても。と思ったら、ギタリストがNINのヒトなんですね。音、雰囲気共に非常に似ている。昔、Stone Temple Pilotsのアルバム"No.4"の1曲目に同じ感じの曲があったけれども、比較してみると、カネががかかっている、というのは、それだけで素晴らしいんだな、と。無音の時間にもザクザク金を投じている感を醸しているので、よいですわ。
全体的には、あくまでも「音的にNIN的」なちょっと変わった曲と、Use Your Illusionで死ぬほど聴いた大袈裟な仕掛けのゆっくりした曲に大別されていて、どの曲も金の匂いがするので、所謂、昔の「商業ロック」的によく出来たアルバム(云っときますけど、褒め言葉です。)として結構聴くことになるんではないだろうか、と思ったのですけれど。ちょっと難を云うと、曲の途中から2つのパターンが混ざり始める感もあり、ヴォーカルラインに少し違和感があったり、ギターソロが突然すぎたりする感もあるのですが。全体で72分ですか、でも、長くても、これは聴ける。オジサン達、頑張ったね。
本日の1曲: 絶望ビリー/ マキシマム ザ ホルモン [音楽]
1. 絶望ビリー/ マキシマム ザ ホルモン - ぶっ生き返す
2. 包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ/ マキシマム ザ ホルモン - ロッキンポ殺し
3. パトカー燃やす/ マキシマム ザ ホルモン - 耳噛じる
4. What's up, People?!/ マキシマム ザ ホルモン - ぶっ生き返す
5. マキシムザホルモンのテーマ~麺カタこってり~/ マキシマム ザ ホルモン - 鳳
本日のiTunes: iTunes Plus [音楽]
advanced/W-Zero3をメイン音楽プレイヤーにしてから思ったのは、何てアコギなんだ、iTunes、と。iTunesを通じて買った楽曲が聴けない、聴けない、聴けない。夜中に物凄く聴きたくなっていきなりポチっとしたIron Maiden、この齢になると店で買ったりするのがかなり躊躇われる大塚 愛が、聴けない。ということなので、買い直すのもモッタイナイし、コピー回数や登録iPod/登録PC縛りのない、iTunes Plusの日本上陸を焦がれておった訳なのですが、出た、というか久々にMusic Storeを開くと、発見。
本日の回想: 爆風スランプ [音楽]
缶コーヒーKirin FireのCMで大泉洋が唄い上げるテンポのよい曲。「あれ? 聴いたことあるな」、と思った。
爆風スランプの曲、「無理だ!」でした。唄の後のギターフレーズを聴かなければ思い出さなかった。齢をとるのはいやですねぇ。